住んでよし、訪れてよし、商いしてよし
持続可能な観光地域づくり
当所では、海人文化のくに『青都とば』をメインテーマとして、住民が中心となったまちづくり(鳥羽エコミュージアム)事業を推進しています。
エコミュージアム事業は、歴史や文化の掘り起こしを行い、市内各拠点の周遊を促進し、観光・地域の活性化を図ることをねらいとしています。
当所では、海人文化のくに『青都とば』をメインテーマとして、住民が中心となったまちづくり(鳥羽エコミュージアム)事業を推進しています。
エコミュージアム事業は、歴史や文化の掘り起こしを行い、市内各拠点の周遊を促進し、観光・地域の活性化を図ることをねらいとしています。
平成9年より、当所と相差町が連携し、女性の願いをひとつ叶えてくれるといわれている、地元の海女が信仰する神明神社「石神さん」、旧役場の「昇竜の松」、梵潮寺「長寿蘇鉄」などを地域資源としてブラッシュアップ。
平成14年頃から徐々に観光客が増え始め、近年では年間約20万人の観光客が訪れる神明神社「石神さん」を中心に『日本一現役の海女が多いまちとして「海女文化」を保全・継承し、町民の誇りとまちの価値を高めていく』活動を相差DMOが運営し、継続して住民が主体となったまちづくりを推進しています。
相差DMO(一般社団法人相差海女文化運営協議会)は、当所・町内会・地元の観光協会・旅館・民宿組合、漁協支所等の各組織で構成し、観光庁より地域DMOとして正式登録されています。
これまでに現役の海女とふれあうことができる海女小屋体験「相差かまど」、海女について知る「海女文化資料館」、海女に関するグッズ等を販売する「古民家海女の家 五左屋」、相差漁港で水揚げされた魚を使ったザコフライサンド等を提供するオウサツキッチン0032、相差石神さんガイド、電動キックボード「オウサツライド0032」等の整備・運営を行ない、海女文化を紹介し、にぎわいを起こし周遊する拠点づくりを面的に実施しています。
※活用した主な補助メニュー 観光庁 観光ルネサンス事業、観光圏整備事業、農水省 農山漁村活性化プロジェクト交付金、農山漁村振興交付金(農泊推進対策)、三重県持続可能で新しい観光地づくり事業委託(泊食分離オウサツダイニング、鳥羽駅~相差間・町内周遊2次交通実証実験事業)、三重県ニューノーマルに対応した観光地の環境整備事業委託等補助金活用他
1997年
1999年
2002年
2006年
2007年
2009年
2009年1月
2011年
2017年5月
2017年6月
2019年
2020年
2021年
相差DMOの若手グループOMIでは、「交流・関係人口増で持続可能な相差町」の在り方の協議検討を重ねており、設定した10年後の目標達成のために必要な「観光」資源の強化・整備を企画しています。石神さんへの満月や新月の日の夜参り「相差・神あかり」を継続して実施しておりますが、海女文化資料館駐車場の利活用、電動キックボード等アクティビテイの充実、DXを活用した宿と食事、アクティビテイを結ぶエージェント機能の実装など協議、検討中。
答志島を中心とした離島の文化やフィールド整備、情報発信を進めています。
離島固有の自然資源・文化資源、かつて御食国と称されたほどの豊かな海産物資源、古来から続く独自の風習、人々の深い繋がりを活かした事業を展開し続けていきます。
江戸川乱歩、三島由紀夫、山本周五郎など、鳥羽の地はかつて文豪に愛され度々作品の舞台となってきました。
中でも江戸川乱歩は作家になる前、一時期鳥羽造船所で働いており、妻は鳥羽の離島坂手島出身です。鳥羽で知り合った画家·風俗研究家である岩田準一と非常に仲がよく何度も鳥羽を訪れており、乱歩の作品には鳥羽を想起する記述が随所に見られ、乱歩作品になくてはならない街といえます。
当所は、地域資源平成14年に岩田準一が人生の大半を過ごした家屋を改築し、江戸川乱歩館~鳥羽みなとまち文学館~を開館しました。
令和3年10月24日に火災により岩田家母屋離れが全焼、展示ギャラリーも被災し、長期休館を余儀なくされましたが、令和5年4月から隣家を改築しリニューアルオープンしました。
古くから「みなとまち」として、様々な人々が往来し、観光・経済・生活の場として賑わってきた鳥羽・中心市街地。
近年、衰退が進む街に光を取り戻し、新しい形を見出すための街づくり事業。
イベント等での賑わいづくりから、持続化を目指します。
当所では、地域資源を生かした特産品開発を行うために平成9年度より地域資源の掘り起こしを進めてきました。その中で、年間10億円の生産量を誇る「牡蠣」や、古来より大和の国日本において大切にされてきた聖木で、『日本書紀』や『古事記』、『万葉集』では、永遠に香っている果実と表現されていた『やまとたちばな』に注目し、商品開発に至っています。
平成20年度には、地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【やまとたちばなと牡蠣・青都とば・2つの新ブランド構築プロジェクト】を実施。鳥羽市の魅力を伝えるため、伊勢志摩の恵みを利用した新しい特産品の開発を行いました。ミネラルやビタミン、グリコーゲンなどが豊富に含まれる鳥羽・浦村牡蠣のエキスを使用した「牡蠣醤油」と「牡蠣ぽん酢」は、豆腐や卵かけご飯との相性抜群のコク深い味わい。また、心地よい爽やかな香りとほろ苦さが持ち味の「やまとたちばな茶」は、発ガン物質抑制効果やコレステロール値低下が期待される、貴重なやまとたちばなの葉を使ったお茶を開発しました。そのほか、やまとたちばなのお香や匂い袋、辛味調味料「とばこしょう」などを開発、“青都とば”が誇る農水産物が、地域を代表する特産品として生まれ変わりました。
鳥羽市インバウンド対策事業の委託を受け、専門スタッフとして外国人スタッフを1名雇用し、事業を実施しています。
鳥羽の観光施設、宿泊施設、飲食店、アクティビティ事業を営む皆様の外国人客受け入れ態勢支援事業を実施しています。
また、鳥羽市、鳥羽市観光協会と協働し、「鳥羽」の英語サイト「Dive into Toba」を運営し、日本の生活文化に深く飛び込んでゆっくり長期滞在できる場所としての「鳥羽」をブランディングしています。
・翻訳・プロモーション資料作成
・英語メニューの作成や宿泊施設におけるチェックイン時に説明する資料、プロモーション資料作成など、外国人をターゲットとする資料の作成、翻訳等のサポートを実施。
・外国人モニター派遣
・事業者様の提供するコンテンツやサービスを外国人モニターに体験してもらい、改善点を把握する外国人モニター派遣事業。
・鳥羽港に入港する外国船の乗客受入のためのウェブカムボード作成等、事業者様サポートを実施。
鳥羽でしかできない「体験」コンテンツの造成・商品化を地域の事業者様と共に作っています。
● 鳥羽の美しい景色・自然・文化に触れられるハイキングルートを提案するウェブページを作成。
● 鳥羽でしかできない「体験」商品化
・旅行会社・ランドオペレーターとの商談会に参加し、地域の事業者の情報を提供します。
・メディア取材・旅行会社下見などを受け入れ、現地を案内します。
鳥羽商工会議所 ALL RIGHTS RESERVED