2024.10.31
地域が持続していく鍵は余白のある場 「toBAshare(トバシェア)」
toBAshare(以下、トバシェア)は『空間と時間をシェアする場』として、「SPACE=多目的型シ…
2024.3.29
本物の海女文化に触れよう
住民と事業者がつくるDMO(一般社団法人 相差海女文化運営協議会)
鳥羽市相差町は、日本一多くの海女(素潜り漁をする女性 鳥羽市:514人※2022年調べ)が住んでおり、地域の無形文化として非常に重要な生活文化であり、地域資源となっています。海女漁は1日2時間程度の漁で、就漁日が制限されるため、海女漁だけでは不安定な収入となってしまいます。地域住民、漁業者、観光事業者、商工会議所が共同で立ち上げたDMO、一般社団法人相差海女文化運営協議会では海女たちの生活の安定と向上のため、また、海女文化を観光資源として活用するため、海女小屋体験レストランのスタッフとして直接雇用し収入増と文化的アイデンティティの向上に貢献しています。
しかしながら、海女の人口減少は進んでおり、文化の継承は大きな課題となっています。
※DMOは観光地域づくり法人(Destination Management Organization)のこと
地域資源の活用で雇用と経済循環をおこす
相差DMOは、相差町の海女ゆかりの神社“石神さん”を観光資源として活用しており、県内外から年間約20万人の訪問客が神社を訪れることで、地域への経済波及効果が生み出されています。この経済循環から観光基盤整備が進むなど、コミュニティの維持と自立した観光地経営に貢献しています。
継続事業として、参道周辺の古民家を改装し、土産物店“五左屋”やカフェ“相差キッチン”も運営しています。土産物店“五左屋”では、地域の産品や海女文化に関連する商品などを主に取り扱うことで、地域内の事業者に直接的な経済効果を波及しています。カフェでは、地元漁業者が市場に出せない小魚「雑魚」を「ザコフライ」として販売するなど、食品ロス・漁業者の収入増に取り組むことで経済利益を地域内に還元しています。
インバウンドのお客様にも人気のアクティビティに!
海女ともっと密なコミュニケーションを取りたいという外国人のお客様向けに、下記のツアーも実施しています。
■公共交通機関利用者向け「送迎付き海女ランチ&ビレッジウォーク」
■海女とビーチクリーン&シーグラスワークショップ(送迎・ランチ付き)
■英語ガイド、送迎付き海女ワンデーツアー
住 所 鳥羽市相差町1238 組織名 一般社団法人 相差海女文化運営協議会 連絡先 0599-33-7453 amatravel@osatsu.org URL 海女小屋体験 相差かまど (一般社団法人 相差海女文化運営協議会) |