Sustainable TOBA -Toba Chamber of Commerce and Industy-

2024.3.22

藻場の減少

鳥羽の海に迫る危機

相差の海の変化

2012年2月撮影

2022年10月撮影

藻場が減少する「磯焼け」が鳥羽の海でも確認されています。

「鳥羽の海」においては、海藻を食べるアワビやサザエが特産品であり、また豊かな海藻の森が支える多様な生物環境が保存されていることで、イセエビやタコ・メバル・カサゴなど多くの水産物が年中水揚げされていることも鳥羽の特徴です。この鳥羽の海で「磯焼け」が広がることは深刻な問題となっています。

藻場衰退の原因は温暖化だけでなく、黒潮流路の変化や海の栄養塩の減少、河川や付近の魚介類養殖場由来の浮遊有機懸濁物(浮泥)の増加や台風による大規模流失、藻植生魚類の活動変化など複合的に影響して起こります。

このように甚大な磯焼けは続いていますが、一部地域ではまだ豊かな海藻の森が保たれています。 鳥羽の豊かな海を守るために私たちはどうしたらいいのか、考えていきたいです。

写真提供:鳥羽市農林水産課

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